25歳で音大と私文を目指す人の日記

藝大楽理科と慶應文学部(通信課程から通学課程への編入)を目指す25歳女の記録。応援してください。

4/5 私のピアノ

私をやるのも、女を演るのも疲れるのに、私をやりながら女を演るなんて、無理な話なのだ。

 

ベッドでのロールプレイングができない人はナルシズムが足りないのだ。

 

縒れたシャツのボタンとボタンの隙間から下着が覗いたら気にかけて生地を伸ばしてくれてたじゃん。

 

26歳になったら私は「女の子」から「女」になるの?

 

好きな人と初めて手を繋いだり、キスをしたりした時の喜びより、好きじゃない人と手を繋いだり、キスをしたりした時の悲しみの方が、明確に思い出せる。

 

恋をしてる時は、あらゆる曲が私について歌ってたのに、今や全部お伽話みたいだ。

 

私のことを誰かとシェアしなくていい、私が私だけのものだと思うと、少しいい気分になれる。

 

ベッドに置かれた枕の数が、ひとつになったり、ふたつになったり、忙しい。

 

私のベッドは私のベッドだし、私のピアノは私のピアノだ、いくら、彼らが弾いたって、誰が弾いたって。

 

 

 

おわり